鶴見区の歩みと3つの表情
横浜市鶴見区は、横浜市の北東部に位置し、横浜市で最も東側にある区です。東側は川崎市の川崎区と幸区に接し、西側で横浜市港北区と神奈川区に接しています。人口は約29万3千人と横浜市の区のなかで4番目に多く、33.23平方キロメートルと3番目に広い面積を持ちます。
鶴見区は、埋め立てとともに面積を増やしながら工業地域として発展してきた場所です。大正期に複数の財閥が共同で開発を進め、製鉄所や造船所、セメント、ガラス、石油関係などの工場が建てられました。これを皮切りに臨海工業地として歩み始め、大黒ふ頭や横浜ベイブリッジの完成を経て日本を代表する大規模な工業地帯へと発展しました。今では国内有数の企業本社や主要工場が集結する京浜工業地帯の中核として、日本の産業を支える地域となっています。
このように鶴見区は工業地帯としての印象が強く、工場や造船所が並ぶイメージがあります。しかし、鶴見区は商業も活発な地域です。鶴見駅前は横浜市の主要な商業地区であり、大型商業施設と多くの店舗が集合しています。また、臨海地区と鶴見駅周辺以外では住宅街としての表情も持ち、多くの団地や市営住宅が鶴見区の人口を支えています。
横浜市鶴見区の5エリアそれぞれの見どころ
鶴見区には観光やレジャーを楽しめるスポットも豊富です。鶴見区の見どころが集まっている5つのエリアでは、それぞれ特徴ある施設や景観を楽しめます。
鶴見駅を中心とする中央部には、公共機関が多数集まっているほか、歴史的な価値のある寺社もあります。「總持寺」は広い敷地に多数のお堂があり、百間廊下は特に有名です。新たにオープンしたカフェでは境内の眺めを楽しみながら休憩できます。7世紀から続く「鶴見神社」は、横浜・川崎で最古の神社といわれ、長い伝統を持つ田祭りには多くの人が訪れます。また、新しいスポットとしてはビール製造工程の見学ができる「キリン横浜ビアビレッジ」も人気の場所です。
南部の臨海地域には、横浜を代表する景観と一風変わったテーマパークがあります。つばさ橋・ベイブリッジは夜景を見る人が多く、多くの人がイメージする横浜の風景を作り上げているスポットです。「東京ストロベリーパーク」はいちごをテーマにした施設で、一年中いちご狩りが楽しめるほかお菓子作りやワークショップ、ビュッフェも人気です。
西部では豊かな緑が特徴的です。和風の風致公園を持つ「馬場花木園」はでは四季の花々が楽しめ、お茶会や和楽器の演奏会なども開催されています。また、日帰り温泉ができる「スパ・リブールヨコハマ」も人気のスポットです。
東部は鶴見川と旧東海道がよく知られ、歴史めぐりをしながら景観を楽しめるコースがメディアでも取り上げられる地域です。旧東海道に関する史跡や言い伝えが多く残り、現代の美しい鶴見川橋を見ながら昔の東海道に思いをはせることができます。
北部は広大な緑を有する「三ツ池公園」が有名で、特に桜の季節は池が映し出す美しい風景が人々を魅了し、幅広い年代の人が訪れるスポットです。78種類およそ1600本の桜が彩る風景は、世代を超えて人々を魅了する力を持っていることが分かります。
横浜市鶴見区は全域が店舗開店におすすめの場所
横浜市鶴見区の発展の歴史と、現代の鶴見区が持つ魅力と観光スポットについてご紹介しました。
横浜市鶴見区は、工業地帯・商業地区・住宅街と3つの表情を持ち、区内のどのエリアにも見どころがあります。区内全域にそれぞれ特色があり、人の集まる要素もあるため、どういった形態の店舗にも必ずチャンスがある街と言えます。新たに店舗をオープンさせるのにおすすめの場所です。
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